カリンの花言葉と由来

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カリンの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前カリン
学名Pseudocydonia sinensis
主な花言葉(日本)豊穣、優雅、唯一の恋
主な花言葉(海外)唯一の恋
誕生花11月1日
開花期3月〜5月

花名は『その木目がフタバガキ科の花櫚(かりん)に似ている』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

カリンの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
ピンク豊穣、唯一の恋唯一の恋
優雅、可能性限りない可能性

花言葉の由来(日本)

カリンの果実は硬くて渋みがあるため、生食には向きません。

しかし、のどの炎症を鎮める効果のある成分が果実に含まれています。シロップ漬けや果実酒など、冬場に飲んでみるのもいいですね。

そのままでは使えないけど、手を加えれば薬になる……そんな意味から、「可能性」の花言葉がついたのかもしれません。

また、春に美しいピンクの花を咲かせることから、「豊穣」の花言葉がつけられたと言われています。

花言葉のある名言(日本)

春がいわば青春を現し、来るべき実りを約束するのに対し、残りの季節は実りを借り、取り入れるのにふさわしいのだから。そして老年の実りとは、以前に味わった良きことの豊穣なる思いでに他ならない。

ーマルクス・トゥッリウス・キケロ(政治家)

花言葉の由来(海外)

こののカリンは女神アフロディーテの聖花であるとされています。この女神は、恋多き女神であると有名です。

そんなカリンがなぜ「唯一の恋」という花言葉なのかというと、アフロディーテが唯一本当の恋をしているのは夫であるヘーパイストスだけ、という意味が込められているため。

属名であるカリン属が、このカリン1種類のみが分類されていることからも「唯一」の言葉がついたそうですよ。

花言葉のある名言(海外)

ある人に恋される資格のある女は唯一ではないのかもしれない。だが恋してしまったら、その人にとってその女は唯一になるだろう。

ー武者小路実篤(小説家)

カリンの基本データ

花の名前カリン
学名Pseudocydonia sinensis
和名花梨
英名Chinese quince
バラ科
カリン属
原産地中国
開花期3月〜5月
草丈/樹高2m以上

和名であるカリンには、木目がフタバガキ科の花櫚(かりん)に似ているということに由来するといわれてます。

学名のPseudocydonia(プセウドサイドニア)は、ギリシア語のpseudos(偽)とCydonia(マルメロ)が合わさったものを語源とします。マルメロとよく似ていることから付けられたようです。なんか似ているものに由来するの多いですね……

ちなみに、現在ではバラ科カリン属とされていますが、以前までは「バラ科ボケ属」とされていました。

主な花の種類

種類名特徴
セイヨウカリン東南アジアまたは南東ヨーロッパ原産の落葉性低木で、果樹として利用される。
果実酒や、ジャムに利用される。

保存方法

タイプ中高木
花持ち期間1ヶ月
出回り時期10月~11月
耐寒温度-5℃
耐寒性強い
耐暑性強い
日照日当たりのいい場所
耐雨性強い
土質水はけ、水持ちのよいもの
利用方法庭植え

おわりに

カリンの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

冬になると、カリンを材料とするものを口にすると、ホッと一息ついてしまいますよね。

しかし、マメ科に同じ名前の花梨という植物もあります。会話の中で贈り物の話題が出た時は、そちらと間違えないように気を付けないといけません。

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