リコリス(ヒガンバナ)の花言葉と由来

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リコリス(ヒガンバナ)の主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前リコリス(ヒガンバナ)
学名Lycoris
主な花言葉(日本)情熱、再会
主な花言葉(海外)
誕生花9月20日、9月23日
開花期7月〜10月

花名は『ギリシャ神話に出てくる海の精』が由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

リコリス(ヒガンバナ)の色別の花言葉

日本海外(西洋など)
情熱、再会
思うのはあなたひとり
陽気
オレンジ妖艶
ピンク快い楽しさ

花言葉の由来(日本)

欧米ではリコリス(ヒガンバナ)は一般的でなく、花言葉はありません。日本の花言葉だけ紹介します。

赤の「情熱」の花言葉は、赤い花が炎のように見えることが由来です。めらめらと燃え上がる情熱をイメージしたのでしょう。

赤、白の「再会」「思うのはあなたひとり」の花言葉は、リコリス(ヒガンバナ)が秋の彼岸に咲くことが由来です。ご先祖や大切な人を思い出し、いつか再開できることを願う姿が想像できます。

黄の「陽気」は、黄色に明るいイメージがあることが由来です。黄色い花を咲かせるリコリスの品種は「ショウキズイセン(ショウキラン)」です。ユリに似た鮮やかな黄色の花が明るい陽気なイメージを抱かせます。

オレンジの「妖艶」の花言葉は、花姿が由来。オレンジの花を咲かせるリコリスの品種は「キツネノカミソリ」です。日陰に咲き、かみそりに似た花びらをもつ姿に、すこし怖い「妖艶」の印象を持ったのでしょう。

ピンクの「快い楽しさ」の花言葉は、美しい花の姿が由来です。ピンクの花を咲かせるリコリスの品種は「ナツズイセン」で、ユリに似た上品なピンク色の花が楽しい気持ちにさせてくれます。

花言葉のある名言(日本)

情熱的に恋をしたことのない人は、人生の最も美しい部分を味わえていない。

ースタンダール(小説家)

リコリス(ヒガンバナ)の基本データ

花の名前リコリス(ヒガンバナ)
学名Lycoris
和名ヒガンバナ(彼岸花)、マンジュシャゲ(曼珠沙華)
英名Red spider lily
ヒガンバナ科
ヒガンバナ属(リコリス属)
原産地日本、中国
開花期7月〜10月
草丈/樹高20~50cm

学名にもなっている「リコリス(Lycoris)」の名前は、ギリシャ神話に出てくる海の精「Lycorias(リコリアス)」が由来です。

リコリアスは金色の髪を持つと言われています。日本でおなじみの赤い花ではなく、同じリコリスの品種で黄色の花の「ショウキズイセン」につけられた名前かもしれません。

「ヒガンバナ(彼岸花)」の名前は、彼岸(9月)に咲くことが由来です。開花期間は1週間くらいで、ちょうど秋のお彼岸の時期に重なることからつけられました。

和名の「マンジュシャゲ(曼珠沙華)」は、サンスクリット語で「赤い花」が由来です。また、仏教用語で「天上の花」を意味する説もあります。

英名の「Red spider lily」は、リコリス(ヒガンバナ)の花が虫のクモに似ていることが由来です。

主な花の種類

種類名特徴
シロバナマンジュシャゲシロバナヒガンバナともいう。ヒガンバナに似ているが花色が白い。ショウキランとヒガンバナが自然に交雑したものと考えられている。変異が多く、花に白地にピンクや黄色のストライプが入る。
キツネノカミソリ日本原産。オレンジの花を咲かせる。林縁や明るい落葉広葉樹林に生育する。花弁の形がカミソリに似ているのが名前の由来。
ショウキズイセンショウキランともいう。日本南部から中国原産。黄色の花をつける、10月に開花する。
ヒガンバナ日本、中国原産。日本では最もなじみのある品種。40cm程度の茎に赤い花を咲かせる。

保存方法

タイプ多年草
花持ち期間1週間
出回り時期7月~10月
耐寒温度-5度
耐寒性強い
耐暑性強い
日照屋外の日向から半日陰
耐雨性普通
土質水はけが良く、保水性のある土を好む
利用方法鉢植、花壇

おわりに

リコリス(ヒガンバナ)の花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。

日本では古くからなじみが深く、別名が1,000以上もあると言われています。しかしあまりいいイメージがなかったせいか、ほとんど園芸用には栽培されていませんでした。近年園芸店では「リコリス」の名前で色とりどりのリコリス属の品種が売られています。

丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめです。花の咲く期間は1週間程度と短いですが、一度植えれば毎年花を咲かせて楽しませてくれます。

色別にたくさんの花言葉がありますので、伝えたい花言葉を選んでカードに添えて贈ってはいかがでしょうか。

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