モッコウバラの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | モッコウバラ |
学名 | Rosa banksiae |
主な花言葉(日本) | 幼い頃の幸せな時間、素朴な美 |
主な花言葉(海外) | 純潔と純粋 |
誕生花 | 3月29日、4月30日 |
開花期 | 4月〜5月 |
花名は『香料の「木香」に香りが似ている』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
モッコウバラの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
黄 | 幼い頃の幸せな時間、素朴な美 | 友情 |
白 | 純潔 | 純潔と純粋 |
花言葉の由来(日本)
黄の「幼い頃の幸せな時間」の花言葉は、モッコウバラの花が小さいことが由来です。バラの中では早咲きで小さな花をたくさん咲かせる姿を見て、幼い子供たちをイメージしたのでしょうか。
また、黄の「素朴な美」は、モッコウバラの花の色が白と黄の二種類しかないことが由来です。バラと言えば様々な鮮やかな色の花を咲かせるイメージがあります。モッコウバラはやさしい上品な黄色やクリーム色に近い白い花を咲かせることから、穏やかな素朴さを感じたのでしょう。
白の「純潔」は、白バラの花言葉です。何にも汚されない純粋な美しさを想像したのではないでしょうか。
花言葉のある名言(日本)
幸福の秘訣は、自分がやりたいことをするのではなく、自分がやるべきことを好きになることだ。
ージェームズ・バリー(劇作家)
花言葉の由来(海外)
海外にはモッコウバラ独自の花言葉はないので、バラの花言葉を紹介します。
黄の「友情」の花言葉は、黄色に太陽のような温かいイメージがあることが由来です。
白の「純潔と純粋」は、白いバラが聖母マリアの象徴であることが由来。汚れのない聖母マリアをキリスト教徒は「聖なるバラ」と呼んでいたそうです。
花言葉のある名言(海外)
あなたの友人があなたを裏切るようなことをしたからといって、あなたは友人の悪口を人に語ってはならぬ。長い間の友情がゼロになるから。
ージョン・ミリントン・シング(劇作家)
モッコウバラの基本データ
花の名前 | モッコウバラ |
学名 | Rosa banksiae |
和名 | モッコウバラ(木香薔薇) |
英名 | banksia rose |
科 | バラ科 |
属 | バラ属 |
原産地 | 中国 |
開花期 | 4月〜5月 |
草丈/樹高 | 50cm~7m |
モッコウバラ(木香薔薇)の名前は、香料の「木香」に香りが似ていることが由来です。花の香りが木香に似ていた説と、モッコウバラの根を香料として使った説があります。
学名の「banksiae」は、イギリスの植物学者ジョセフ・バンクスの妻であるドロテア・レディ・バンクスにちなんでつけられました。
英名の「banksia rose」は、学名が由来です。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
ロサ・バンクシアエ・ノルマリス | 通称白モッコウバラ。モッコウバラの原種で、一重咲き。5枚の白い花びらに、赤いめしべが特徴。直径3cmほどの一重の花が多数つく。他の品種より香りが強い。 |
ロサ・バンクシアエ・アルバ | モッコウバラの八重咲品種。花びらの色は白。花は八重で直径3cmほど。満開になるとウメのような芳香がする。 |
ロサ・バンクシアエ・ルテスケンス | キモッコウバラの一重咲き品種。直径3cmほどの淡い黄色をした、一重の花が多数つく。満開になると甘い香りが漂い、花が咲いた後には実がつく。 |
ロサ・バンクシアエ・ルテア | キモッコウバラの八重咲品種。一般的にモッコウバラの名前で流通しているのはこの品種であることが多い。直径3cmほどの淡い黄色をした、八重の花が房状に咲く品種。ほとんどトゲと香りがないことが特徴。皇族の秋篠宮家眞子内親王のお印。 |
保存方法
タイプ | 常緑つる性高木 |
花持ち期間 | 2日 |
出回り時期 | 4月~5月 |
耐寒温度 | 10度 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
日照 | 日向から半日陰 |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水はけが良く、保水性の高い土を好む |
利用方法 | 生垣、庭木、盆栽 |
おわりに
モッコウバラの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
モッコウバラは江戸時代に中国から日本に渡来しました。秋篠宮家眞子内親王のお印になったことで人気になり、生垣やガーデニングに植えられています。
黄花で八重咲のモッコウバラにはとげがほとんどなく扱いやすい品種です。寒さに弱いため、関東以南の温暖な地方での栽培に向いています。
穏やかな淡い黄色は、花束やフラワーアレンジメントにも使われます。良い花言葉が多いので、花言葉を添えてプレゼントしてはいかがでしょうか。