ムクゲの主な花言葉は、下記のとおりです。
| 花の名前 | ムクゲ |
| 学名 | Hibiscus syriacus |
| 主な花言葉(日本) | 信念、新しい美 |
| 主な花言葉(海外) | 恋のとりこ、信念、信仰 |
| 誕生花 | 2月22日、3月22日、8月26日、9月11日 |
| 開花期 | 6月〜10月 |
花名は『漢名を音読みした「もくきん」から訛って変化していった』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ムクゲの色別の花言葉
| 色 | 日本 | 海外(西洋など) |
|---|---|---|
| 白 | 信念 | 信念、信仰 |
| ピンク | 繊細な美 | 恋のとりこ |
| 赤 | 尊敬 | 尊敬 |
| 紫 | 新しい美 | デリケートな愛 |
花言葉の由来(日本)
ムクゲの花姿はハイビスカスのような見た目で可愛らしいですね。ムクゲは昔から日本でも親しまれてきた植物でもあり、その証拠に秋の季語にもなっているんです。
ムクゲの「繊細な美」という花言葉は、この花が朝に開花しても夕方か夜にはしぼんでしまう特徴からつけられました。
しかし、違う花を次々と咲かせてくれるため、花期は問題なく楽しむことができます。
花言葉のある名言(日本)
私が知りうる最も美しい人とは、もがき、苦しみ、敗北を知り、苦労が水の泡になっても、なお自分の力で道を切り拓いた人だ。彼らは繊細で、感謝を忘れない。その人生は、理解や親切心、愛情深さで溢れている。美しい人の存在は、偶然ではない。
ーエリザベス・キューブラー・ロス(医師)
花言葉の由来(海外)
ムクゲの現在の学名は「Hibiscus syriacus」ですが、昔は「Althaea frutex(低木のタチアオイ)」とされていました。タチアオイは十字軍がヨーロッパに持ち込んだと言われている植物でもあります。
そのタチアオイの十字軍に関する逸話からムクゲの「信念」という花言葉が付けられました。
十字軍の聖地・エルサレムを奪うという熱い意志がムクゲの花言葉にも反映されたのでしょうね。
花言葉のある名言(海外)
非常に当然な話だけれども、信念というものがなくて生きているのは、あんまり意味のないことである。
ー坂口安吾(小説家)
ムクゲの基本データ
| 花の名前 | ムクゲ |
| 学名 | Hibiscus syriacus |
| 和名 | 木槿 |
| 英名 | Rose of Sharon |
| 科 | アオイ科 |
| 属 | フヨウ属 |
| 原産地 | インド、中国 |
| 開花期 | 6月〜10月 |
| 草丈/樹高 | 1~2m |
和名の木槿は、音読みで「もくきん」と読めるのですが、ここから訛って今の名前であるムクゲになったと言われています。
学名のHibiscus syriacus(ハイビスカス・シリアカス)は「シリアから来たアオイ科の植物」という意味を持っています。ちなみに、昔は「Althaea frutex(低木のタチアオイ)」とされていました。
主な花の種類
| 種類名 | 特徴 |
|---|---|
| 大徳寺白 | 涼しげな印象を与える一重の白花。 |
| 日の丸 | 中心が赤色をした一重の白花。 |
| 鳥取花笠 | 半八重の赤紫花。花笠の名がつく品種は半八重。 |
| 宗旦 | 千利休の孫・宗旦がこの花を気に入っていたことが名前の由来になっている。 花びらの白と中心部の赤、2色のコントラストが美しい一重咲きの品種。 |
保存方法
| タイプ | 低木 |
| 花持ち期間 | 1日 |
| 出回り時期 | 7月~9月 |
| 耐寒温度 | 0℃ |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | 強い |
| 日照 | 日当たりのよい場所 |
| 耐雨性 | 強い |
| 土質 | 水はけがよければ土壌は特に選ばない |
| 利用方法 | 生垣、鉢植え |
おわりに
ムクゲの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
ムクゲは乾燥するのを嫌う植物なので、そのことに気を付ければ初心者の方にも育てやすいおすすめの植物となっています。
ムクゲの種類も風流な名前のものが多く、花も個性が違ったものが多いので、いろいろな品種を育ててみるのもいいかもしれませんね。

