サクラソウの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | サクラソウ、ニホンサクラソウ |
学名 | Primula sieboldii |
主な花言葉(日本) | 初恋、純潔、憧れ |
主な花言葉(海外) | 初々しい愛、美しさ、幸運 |
誕生花 | 2月5日、3月26日、4月28日、5月18日 |
開花期 | 4月〜5月 |
花名は『この花の色や形が、桜の花と似ている』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
サクラソウの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
ピンク | 初恋 | 初恋 |
紫 | 憧憬 | 賞賛 |
白 | 純潔 | 無垢 |
花言葉の由来(日本)
桜のような清々しさと、野の花としての愛らしさを兼ね備えたサクラソウは、江戸時代から日本人に親しまれてきた野生の草花です。
春先に、落ち着いたピンクや純白の小さな花を咲かせることから「初恋」また、清楚な花姿から「純潔」との花言葉が付けられました。
群生している様子は本家の桜に劣らず美しく、江戸時代の俳人、小林一茶も「我国は 草もさくらを 咲きにけり」と詠んでいます。
「憧れ」の花言葉は、江戸時代から現代に至るまで、サクラソウが人々を魅了してやまない様子に由来しています。
花言葉のある名言(日本)
私は思い出より憧れのほうが好きだ。
ーガストン・レビュファ(ピアニスト)
花言葉の由来(海外)
西洋では花の可愛らしい姿から、女性や愛・若さといったイメージを持たれており「初々しい愛」「美しさ」との花言葉が付けられました。
サクラソウは海外ではPrimula(プリムラ)、またはprimrose(プリムローズ)の呼び名で親しまれています。日本の野生種とは異なりますが、同じサクラソウ属の仲間が300種程度存在しているのです。
また、「幸運」の花言葉はドイツの伝説に、妖精が授ける「幸運の鍵」と描写されていることが由来しています。
花言葉のある名言(海外)
いつも笑顔の子が一番美しい。
ーオードリー・ヘプバーン(女優)
サクラソウの基本データ
花の名前 | サクラソウ、ニホンサクラソウ |
学名 | Primula sieboldii |
和名 | 桜草 |
英名 | Japanese primrose |
科 | サクラソウ |
属 | サクラソウ、プリムラ |
原産地 | シベリア東部~中国東北部、朝鮮半島、日本列島 |
開花期 | 4月〜5月 |
草丈/樹高 | 15cm~20cm |
和名の「桜草(サクラソウ)」は、花の色・形が桜に良く似ていることが由来となりました。
学名の「Primula siboldii(プリムラ シーボルディ)」は中世ラテン語の「primula veris(
春の最初の花)」と「siboldii(江戸時代、長崎のオランダ商館に医官として滞在していた、ドイツ人博物学者のシーボルト)」に因みつけられました。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
青葉の笛 | 純白の花弁に緑色の筋が入るサクラソウ。 江戸時代中期に作られた伝統的な園芸品種。 |
南京小桜 | 園芸品種の中で、最も小さな花を咲かせる。 濃いピンクに白い縁取りの花弁を持つ。 日本最古の伝統的園芸品種とされている。 |
鬼ごっこ | 八重咲きの園芸品種。 |
五大州 | やや大きめのサクラソウ。 掴み垂れ咲きの珍しい園芸品種。 |
田島ヶ原サクラソウ | 埼玉県さいたま市の田島ヶ原サクラソウ自生地に咲くサクラソウ。国内で唯一天然記念物に指定されている。 4月上旬~5月頃に群生する花々が見られる。 |
保存方法
タイプ | 多年草 |
花持ち期間 | ━ |
出回り時期 | 2月中旬~4月 |
耐寒温度 | 3℃ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
日照 | 屋外の日向 |
耐雨性 | 弱い |
土質 | 水はけが良く、保水性が高い土を好む |
利用方法 | 花壇、鉢植 |
おわりに
サクラソウの花言葉の由来や意味と、基本データの紹介でした。
江戸時代から盛んに園芸品種の改良が行われ、現代にも引き継がれているサクラソウは日本の伝統的な草花です。
栽培にはコツが必要なので、ある程度のベテランさん向きですが、大切に育てて咲いた花の感激もまたひとしお。
国内に愛好家が多く、インターネット上でも様々な情報が公開されているので、挑戦する方は調べてみると良いかもしれません。
また、自生地へと足を運んで古くからの日本の景色に思いを馳せる……そんな、いつもとは少し違った休日の過ごし方も素敵ですね。