ゼラニウムの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | ゼラニウム |
学名 | Pelargonium |
主な花言葉(日本) | 尊敬、信頼、真の友情 |
主な花言葉(海外) | 真の友情、愚かさ、育ちの良さ |
誕生花 | 4月3日、4月24日、5月26日、6月28日、7月27日、8月11日 |
開花期 | 3月〜12月 |
花名は『果実がコウノトリのくちばしに似ていることから、ギリシア語の「pelargos(コウノトリ)」』が由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
ゼラニウムの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
ピンク | 決意、決心 | 疑い |
白 | 私はあなたの愛を信じない | 優柔不断 |
赤 | あなたがいて幸せ | 保護、優先、好み |
深紅 | 憂鬱 | 憂鬱、慰め、癒し |
黄色 | 偶然の出会い | 予期せぬ出会い |
花言葉の由来(日本)
ゼラニウムの花言葉「真の友情」は、ゼラニウムの花が中心に寄り添うように咲いていることに由来しています。
ゼラニウムの花言葉はいくつかありますが、深紅のゼラニウムには他とは少し違う「憂鬱」という花言葉があります。
これは、ゼラニウムの青臭さに由来するものです。
青臭さが憂鬱に繋がる理由として、「ゼラニウムの青臭い香りで愛する人を思い出して憂鬱になったから」という説や、「臭いが人間も虫も嫌うものであるから」という説などがあるようです。
花言葉のある名言(日本)
真の友情は、本当の事を教えられるという事である。友情は、盲目と無知の中には存在しないのだ
ーヘンリー・ディヴィッド・ソロー(作家・思想家・詩人・博物学者)
花言葉の由来(海外)
海外には、日本にない「育ちの良さ」、「上流階級」といった花言葉が存在しています。
これはゼラニウムという花が、昔からイギリスに住む上流階級の人たちに育てられていたことに由来します。
またゼラニウム全般の花言葉である「愚かさ」は、ゼラニウムの見た目が可愛らしいことに反し香りが独特の青臭さを持つことからつけられたとされています。
花言葉のある名言(海外)
育ちの良さとは、テーブルクロスにソースをこぼさないということではなく、誰かがそうしても気にしないことだ。
ーアントン・チェーホフ(小説家)
ゼラニウムの基本データ
花の名前 | ゼラニウム |
学名 | Pelargonium |
和名 | 天竺葵(テンジクアオイ) |
英名 | Geranium、Pelargonium |
科 | フウロソウ科 |
属 | ぺラルゴニウム(テンジクアオイ)属 |
原産地 | 南アフリカ・ケープ地方 |
開花期 | 3月〜12月 |
草丈/樹高 | 20cm~100cm |
和名「天竺葵(テンジクアオイ)」はインドを指す「天竺」と花名の「葵」からできた言葉です。
ゼラニウムは江戸時代にオランダから長崎の出島に輸入された花なので、中国より遠いところからきたということで「天竺」、アオイの花に似ているので「葵」。
2つを組み合わせて「天竺葵」と呼ばれています。
また、学名「Pelargonium(ペラルゴニウム)」はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」が由来とされています。
ゼラニウムの果実がコウノトリのくちばしに似ていることにちなんでいます。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
アイビーゼラニウム | ゼラニウムの中でもペルタツム種というものを品種改良した種類。 葉がアイビーに似ていて光沢がある。 茎が下垂するため、ヨーロッパではフラワーボックスによく使われている。 |
ローズゼラニウム | ハーブゼラニウム(センテッドゼラニウム)の中で代表的な品種。 名前の通りバラのような香りがする。 |
モミジバゼラニウム | 葉がモミジのように赤く紅葉することが特徴的な品種。 花は少し地味だが葉が美しく、花が咲いていない時期にも楽しむことができる。 |
キャンディーボール | 八重咲きで華やかなことから人気のある品種。 咲いている姿はバラのようにも見える。色も種類がありどれも美しい。 |
プリメシャスレッド | 赤く、一重咲きの小さな花を咲かせる。 ゼラニウム特有の香りがないため、香りが苦手な方におすすめ。 |
保存方法
タイプ | 多年草 |
花持ち期間 | 3~7日間 |
出回り時期 | 5月~9月 |
耐寒温度 | 0℃ |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 弱い |
日照 | 屋外の日当たりの良い場所から半日陰 |
耐雨性 | 弱い |
土質 | 水はけの良い土を好む |
利用方法 | 花壇、鉢植、ハンギング類 |
おわりに
ゼラニウムの花言葉や由来と、基本データについてご紹介しました。
ゼラニウムは種類も多く、家庭だけでなく公園や街路などでもよく植えられている花です。
また、アロマオイルにも使用されています。
色によって花言葉の意味が大きく異なるので、よく確認してからプレゼントすると良いかもしれませんね。