ノコギリソウの花言葉と由来

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ノコギリソウの主な花言葉は、下記のとおりです。

花の名前ノコギリソウ
学名Achillea alpina L.
主な花言葉(日本)忠実、戦い
主な花言葉(海外)Healing(治癒),Health(健康)
誕生花7月12日、8月2日
開花期7月~9月

花名は『ギザギザした鋸のような葉をつけている』ことが由来です。

以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

ノコギリソウの色別の花言葉

日本海外(西洋など)
戦い、勇敢、癒し悲嘆を慰める、治癒、健康
ピンク真心、忠実隠れた功績、忠実

花言葉の由来(日本)

葉の形の”ノコギリ”から連想される「戦い」の花言葉もありますが、優れた意味も持つ花でもあります。

その一つが「癒し」です。富士山の裾野や高原に自生している野草であり、体を健康に保つ薬として、古くからその葉は利用されていたようです。

例えば、傷に張り付けたり、煎じて飲むことでストレスを緩和して、体調を整えたりとか・・・

濃い緑の葉からまっすぐ伸びた茎に、その涼し気な白い花を見ることで、夏の暑さを少しでも癒すことができたのでしょう。

花言葉のある名言(日本)

どんな苦しみや悲しみも必ず歳月が癒してくれます。そのことを京都では『日にち薬(ぐすり)』と呼びます。時間こそが心の傷の妙薬なのです。

ー瀬戸内 寂聴(作家)

花言葉の由来(海外)

海外では、「隠れた功績」と言った花言葉もあります。

ハーブとしての効能もさることながら、荒れ地や乾燥気味の地でも咲き、コンパニオンプランツとしても有名です。

ノコギリソウの分泌液がテントウムシのような益虫を集め、害虫を退治し、周りの植物のカビも防ぐ効果があると言われています。

古くから農家では、その「隠れた功績」を知っていて、近くに野菜を植え、役立てていたようです。

花言葉のある名言(海外)

自分のやったことの功績が誰の物になっても気にしないというのであれば、人間は一生の間にどんなことでも達成できる。

ーハリー・トルーマン(政治家、アメリカ合衆国第33代大統領)

ノコギリソウの基本データ

花の名前ノコギリソウ
学名Achillea alpina L.
和名鋸草(のこぎりそう)、羽衣草(はごろもそう)
英名Chinese yarrow
キク科
ノコギリソウ属
原産地日本、朝鮮半島、中国、ロシア、北アメリカ
開花期7月〜9月
草丈/樹高30cm~80cm

和名の「鋸草」は、葉の形から付けられ、櫛のように切れ込みが入った様子が”ノコギリ”に見えることが由来と言われています。

学名の”Achillea”は、ギリシア神話の英雄アキレウスの名が由来です。トロイ戦争でアキレウスがノコギリソウの薬効を兵士たちに伝えたことから付けられました。

主な花の種類

種類名特徴
ノコギリソウ葉のギザギザが深い。白い花びらの真ん中の筒状が黄色。
ヤマノコギリソウノコギリソウより草丈も低く、花も小さい。
エゾノコギリソウ葉の切れ込みは、小さい。花筒は、白い。

保存方法

タイプ多年草
花持ち期間7日
出回り時期7月~9月
耐寒温度-10℃
耐寒性強い
耐暑性普通
日照日なた~半日陰
耐雨性弱い
土質水はけの良い土
利用方法鉢植え、地植え

おわりに

ノコギリソウの花言葉と基本データの紹介でした。

平安時代には、ノコギリソウのまっすぐな茎を『筮』(ぜい)という50本の占いの”ひご”に見立て用いていたと言われています。

西洋でもその尖った葉の様子から魔除けのお守りとして身につけたり、天気を占うこともあったとか…

「隠れた功績」をたくさん秘めたノコギリソウ。涼しそうなガラスの器に活けて毎日の疲れを「癒し」たいものですね。

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