スイートピーの主な花言葉は、下記のとおりです。
花の名前 | スイートピー |
学名 | Lathyrus odoratus |
主な花言葉(日本) | 永遠の別れ、門出、さようなら |
主な花言葉(海外) | 感謝、幸福、出発、素敵な時間をありがとう、さようなら |
誕生花 | 2月15日、3月15日、3月20日、6月9日 |
開花期 | 4月〜5月 |
花名は『甘い香りのするマメ科の植物である』ことが由来です。
以下では、花言葉(日本と海外)の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。
スイートピーの色別の花言葉
色 | 日本 | 海外(西洋など) |
---|---|---|
白 | ほのかな喜び | さようなら |
赤 | 別れの春、門出 | 幸福 |
ピンク | 繊細、優美 | 出発 |
紫 | 永遠の喜び | 感謝 |
オレンジ | 門出 | 素敵な時間をありがとう |
花言葉の由来(日本)
「赤いスイートピー」でおなじみのスイートピーですが、まだその当時の日本には赤い色のスイートピーは出回っていませんでした。
赤い色のスイートピー自体は、世界的に考えると昔から存在していたようですが、品種改良された品種が出てきたため日本でも「赤いスイートピー」を楽しむことができます。
「門出」や「さようなら」などの別れを意味する花言葉が多いのは、まるで蝶が舞っているような印象を与えるスイートピーの花の形に由来しているようです。
花言葉のある名言(日本)
さよならをいうのは「わずかのあいだ死ぬこと」
ーレイモンド・チャンドラー(作家)
花言葉の由来(海外)
スイートピーが最初に栽培されたのは18世紀ごろで、F.クパニという僧侶がイギリスに持ち込んだとされています。
王様に気に入られたスイートピーはそのままイギリスで栽培され、国民の間でもポピュラーは花になっていきました。
結婚式やパーティーなどで「なくてはならない花」とされていることと、感謝の意味を込めて贈る花であることが花言葉の由来になっているようです。
花言葉のある名言(海外)
ただ一人の人間の命は、この地球上で一番豊かな人間の全財産よりも100万倍も価値がある。
隣人のために尽くす誇りは、高い所得を得るよりもはるかに大切だ。
蓄財できるすべての黄金よりも、はるかに決定的でいつまでも続くのは、人民たちの感謝の念なのである。
ーチェ・ゲバラ(革命家)
スイートピーの基本データ
花の名前 | スイートピー |
学名 | Lathyrus odoratus |
和名 | 麝香豌豆、ジャコウエンドウ |
英名 | sweet pea |
科 | マメ科 |
属 | レンリソウ属 |
原産地 | 地中海シチリア島 |
開花期 | 4月〜5月 |
草丈/樹高 | 15cm~2m以上 |
スイートピーはsweet peaと書き、その名の通り「甘いエンドウ豆」の意味を持っていますが、和名でも「麝香」と書かれる通り「香り」に由来しています。
学名のLathyrus odoratusは、ラテン語で「エンドウ豆」を表すLathyrusと、「香気ある」という意味のodoratusからきていることが由来です。
主な花の種類
種類名 | 特徴 |
---|---|
キューピッド | マメ科の植物にしてはツルがあまり伸びない矮星品種。 小さいまま成熟するため、狭い所でも鉢植えで楽しめるほどあまり場所を選ばない。 |
リップル | 花びらに吹きかけ模様が入っていて、様々な花色がある品種。 ひらひらとしていて、小さな蝶が舞っているような印象を与える花が特徴的。 |
ロイヤル | 様々な色があり、4cm程の大きめな花を咲かせる品種。 耐寒性が高く、スイートピーの中では茎が太めなため、丈夫な切り花にすることができる。 |
宿根スイートピー | ピンク色や紫、白などの花を咲かせる植物。 別名では、広葉の連理草(ひろはのレンリソウ)とも呼ばれている。 普通の「スイートピー」は一年草だが、宿根スイートピーは多年草であり、開花時期も異なる。 |
保存方法
タイプ | 一年草、多年草 |
花持ち期間 | 5日~7日 |
出回り時期 | 11月~4月 |
耐寒温度 | 霜除けなどの防寒対策をすれば冬を越せる程度 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 弱い |
日照 | 日当たりのよい場所 |
耐雨性 | 普通 |
土質 | 水捌けのよく、通気性のある土 |
利用方法 | 鉢植え、花壇 |
おわりに
スイートピーの花言葉にまつわる由来や意味と、基本データについての紹介でした。
基本的には別れ意味の花言葉が多いですが、感謝の意味合いの方が強いので、卒業式などでそれぞれの道に進んでいく友達にプレゼントする花としても最適です。
自分で栽培する際は、開花期が卒業シーズンと少しずれているので、温度管理のできる室内で栽培するといいかもしれませんね。