トリカブトの花言葉と由来

トリカブトの主な花言葉は、下記のとおりです。

花名は『花の形が伝統芸能の「舞楽」の衣装である鳥兜に似ている』ことが由来です。

以下では、花言葉（日本と海外）の詳細を色別・国別にまとめ、その由来と名言などをご紹介します。

トリカブトの色別の花言葉

トリカブトはネガティブな意味の花言葉とポジティブな意味の花言葉の両方を持っています。

トリカブトは猛毒を持っていることで知られている植物です。そのため「復讐」など死に関連する花言葉が生まれました。

一方、「騎士道」という花言葉はトリカブトの花が、騎士がかぶっている兜の形に似ていることからつけられたとされています。

復讐ほど高価で不毛なものはない。

ーウィンストン・チャーチル（政治家、軍人、作家）

トリカブトは、国によって花言葉が異なります。

英語圏での花言葉は、「栄光」、「騎士道」などです。

トリカブトは「Helmet flower」と呼ばれており、その名の通り騎士の兜が連想されます。そこから花言葉もポジティブなイメージのものがつけられました。

対してフランスでは、「あなたは私に死を与えた」という花言葉があります。

この花言葉はフランス革命などの辛い出来事が由来ともされています。

世の中は、君の理解する以上に栄光に満ちている。

ーギルバート・キース・チェスタトン（作家、批評家、詩人、随筆家）

トリカブトの和名「鳥兜（トリカブト）」の由来は、伝統芸能である舞楽の衣装である鳥兜に似ていることだとされています。

学名の「Aconitum（アコニタム）」は諸説あるようです。

ギリシャ語での「akoniton（投矢）」のラテン語である「aconitum」に由来するという説や、「Acona」という土地に多く生える花であるからという説などがあります。

種類名	特徴
ヤマトリカブト	日本の関東地方から東海地方にかけて生えている。全草に毒があり、特に根の部分に猛毒を持つ。
ハナトリカブト	中国原産のトリカブト。花が他のトリカブトに比べ大きいことからこの名がついた。
ハナカズラ	九州の一部に自生しており、絶滅危惧種である。鮮やかな青紫の花を咲かせる。
アコニタム・カンマルム・バイカラー	その名の通り、白と紫の二色咲きのトリカブト。ヨーロッパ原産で、夏の終わりごろに花を咲かせる。
オオサワトリカブト	富士山に生えているトリカブト。富士山の大沢周辺に生えているため、この名がついている。